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大会長挨拶
2019年6月、日本において動物看護師は念願の国家資格化を実現致しました。その業務は診療の補助や愛玩動物の看護、飼養者に対する愛護及び適正飼養に係る助言等とされています。そして、2022年7月31日、日本獣医生命科学大学において日本動物看護学会第31回大会が開催されます。大会のテーマは翌年2月の愛玩動物看護師第1回国家試験を控えたタイミングを記念し、「愛玩動物看護師・誕生前夜」と致しました。27年前に本学会の発足総会を開催した出発地において、この記念すべき大会を開催できることは、非常に名誉なことと感じております。
日本動物看護学会は、動物看護を学問として発展させるための学術団体として1995年に設立されました。以後、毎年学術大会を開催し、多くのシンポジウムや研究発表を現場の動物看護師や動物看護の研究者、教育者の方々にお届けしています。学会誌である"Veterinary Nursing"は動物看護領域では本邦唯一の査読制学術誌であり、2020年にはJ-Stageにも採用されました。今回の国家資格化を契機に、動物看護学は学問分野として益々発展していくことが期待されます。
本来であれば、以前のように2日間に亘る開催でセミナーや研究発表を充実させ、協賛企業様のブースも設置して参加者同士の交流も盛り上げたいところです。しかし、まずは対面開催を復活させたいという想いを優先し、あえて1日だけの開催と致しております。その代わり、卒後教育セミナーは過去2年の経験を活かしてWeb会場による視聴方式を取り入れ、ハイブリッド開催としての一面も持たせることと致しました。
多くの方々にご支援ご協力を賜りましたことに感謝申し上げ、本大会の成功と動物看護学の発展を切に願いつつ開催のご挨拶とさせていただきます。多くの皆様のご参加を、大会実行委員一同お待ちしております。
大会長 石岡克己
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